憧れを現実にする日常
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 2002/05/24 Fri 00:00:00
髪を切りに行くために、私はいつものようにバスに乗った。
ただ平日の昼過ぎなんて、普段は乗る時間じゃないけれど。
いつもと同じようにバスの中でついうとうととしていたんだけれど…、気がつくと、バス停でバスが止まったまま、運転手さんと一人の乗客が、後ろ側の出口とそのすぐ近くの席で何かごそごそとやっていた。
何かあったのかと思って見ていると、運転手さんと乗客―それは付き添いの人―は、バスに車椅子を乗せようとしているところだった。
車椅子の主は、麻痺でほとんど体が不自由のようだったけど、ガタイはかなりいい男の人。
当然その付き添いの人は男の人で…、年は上にみても30代に届くかどうか位。
彼の手際の良さとか見てるとおそらく”本職”の人ではないかと思う。

時間帯的に、もしかしたらよくある光景だったのかもしれない。
でもそれは、私には新鮮だった。
そして付き添いの彼に対して尊敬の念を抱かずにはいられなかった。
車椅子のその人に対して、嫌な顔ひとつしないその姿。
しかも、彼はどう見ても年齢的には私と変わらないくらい。
たとえ介護福祉士のような職業だから、感覚的には看護婦さんと同じ、だったとしても、やっぱり全く見ず知らずの人の介護って抵抗ある。
逆に自分の身内を介護するとなったら…、それはそれでいつも笑顔で接すること、私にはできない。
絶対、もう少しこっちの立場もわかってよ!って態度出ちゃうし。耐えられなくなった態度が全面に出ちゃうし。
事実、亡くなった祖母の具合が悪くなったとき、私はこの付き添いの彼のようには接することできなかったなあ。

”大変ご迷惑をおかけいたしました”
彼はそう言って一礼して、車椅子と一緒にバスを降りていった。
その態度が、とても清々しかった。
私は、なんだか胸が熱くなった。

あゆむ 2004年01月04日(日)03:19
りりー :おひさです!介護職とか看護婦の人って私もすごいな~と思う。私も身内でもなんでもいざ介護をすっる立場になったらどうなるんだろうな、と不安になりますねえ。 [Delete]
Noe :周りの人もそういう現場に快く手を貸してあげてほしーなー。立派な職業だよね。 [Delete]
みよりぃ :りりーさん:そうそう,自分の子供の世話だったら,お腹にいるときからそれなりに準備ができていくんでしょうけど,介護ってある日突然ですからね。精神的に介護する側が耐えられなくなるのって理解できます。/Noeさん:ほんとに”立派”ですよね。手を貸すくらいならできますけど,自分では… [Delete]

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